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2025/10月から、自宅サーバーのPostFixからプロバイダー経由のメール送信ができなくなった!

AI

外部からのログイン時や、ブログのバックアップ時など自動的にEメールが届くように設定していますが、今月(2025/10)に入ってからメールが届かなくなっていました。
既存設定は下記で記事にしましたが、送信メール専用の運用です

この設定により、このブログサイトへの、「お問い合わせ」も設置できているのですが、この不具合では、「お問い合わせ」もこちらに届きません
う~ん、困った。

こんな時ほど、Aiに相談だぁ!

最初は、ググってみましたが、なかなか的確なサイトにぶち当たりません。
Aiに聞いてみよう!
ChatGPT と Gemini 2.5Flash に同じ質問をしてみましたが、ほぼ同じ回答内容でしたが
ChatGPTのほうが、みやすく感じます
ただ、ChatGPTは次から次に、逆質問をしてくるのが、ちょっとウザいかも・・・

rocky linux9 で自宅サーバーを運用していますが、2025/10月からサーバーからのメールが送信できなくなりました sudo cat /var/log/maillog | grep -i error を実行してみると、下記エラーがでます。原因はなんでしょう?
sudo cat /var/log/maillog | grep -i error
(エラー内容)

それにしても、エラー内容をそのまま突っ込めるのは、今までの検索では考えられないですね。

Aiのエラー内容の整理

ログのエラー内容を整理すると:
Postfix が プロバイダ のメールサーバ (mx.hogehoge.com) に TCP ポート 25 で接続しようとしてタイムアウトしています。

主な原因候補

10月からであれば、原因とは考えにくいですが・・・
Rocky Linux の firewalld やルーターで 25番ポートのアウトバウンドが塞がれた可能性。

プロバイダ側のポート25ブロック
2025年現在、多くの ISP(特に家庭向け回線)はスパム対策のため ポート25を塞いでいる ことが多いです。
それまでは通っていたけど、2025年10月から「送信ポリシー変更」でブロックされた可能性があります。

プロバイダ 側の受信制限
プロバイダ の受信サーバが外部からの直接SMTPを拒否するようになった可能性があります。

ファイアウォール / サーバ側の設定
個人宅サーバからの直接送信を受け付けない運用に切り替えた可能性。

確認方法

自宅サーバーからプロバイダメールサーバーへ直接接続できるか試す

もしタイムアウトするなら → 回線側(ISPやプロバイダ)で遮断。
もし「220〜」の応答があれば → Postfixの設定やファイアウォールの問題。

結果、telnet mx.hogehoge.com 25 が応答なし(タイムアウト)でした。
ということは、サーバー側(Postfix)の問題ではなく、回線側で25番ポートがブロックされている可能性が非常に高いと言うことのようです。

状況まとめ

  • 以前は送れた → 2025年10月から送れなくなった
  • ログでは「Connection timed out」
  • telnet も通らない

👉 これは「ISP(プロバイダ 側)が 自宅回線からの直接25番SMTP送信を禁止 に切り替えた」ケースに一致します。
最近は迷惑メール対策で家庭向け回線ではほぼ標準でブロックされます。

解決方法

1.プロバイダのメールサーバ経由(SMTPリレー / smarthost)
 ・Postfix の relayhost 設定でプロバイダの SMTP サーバ(587 or 465ポート)を使う
2.外部のメールリレーサービスを利用
 ・SendGrid, Gmail SMTP relay, AWS SES など
3.自宅サーバではなく VPS 経由で送信
 ・自宅サーバからVPSへ転送して、VPSから外へ送信。

解決策(おすすめ)

プロバイダのSMTPサーバを経由する(最も現実的)

Postfix で 「スマートホスト」設定をして、smtp.hogehoge.com:587 経由で送信するのがベストです。(25番ではなく 587 番(Submission ポート)がベスト)

まずは、 外部からの直接配送(mx) ではなく、 認証付きの送信サーバ(smtp) なら接続できるかの確認

結果、両方とも接続できました
telnet smtp.hogehoge.com 587
Trying 000.000.000.0… Connected to smtp.hogehoge.com. Escape character is ‘^]’.
220 hogehoge.com ESMTP server ready Sat, 4 Oct 2025 15:42:22 +0900

整理すると

mx.hogehoge.com:25 → タイムアウト(接続できない)
smtp.hogehoge.com:25 → 接続できる(220応答あり)
smtp.hogehoge.com:587 → 接続できる(220応答あり)
つまり:
プロバイダ は 外部からの直接配送(mx) を制限している
代わりに 認証付きの送信サーバ(smtp) なら 25 でも 587 でも受け付けている
じゃあどっちを使うべき?
587(submission ポート) が推奨です(標準仕様で「認証あり専用の送信ポート」)
25番で smtp.nifty.com に直接送ることもできますが、将来的にブロックされる可能性が高いです。
なので、Postfixの relayhost を smtp.hogehoge.com:587 にして、SMTP認証を通す設定がベストです。

設定方法

認証情報ファイルを作成

/etc/postfix/sasl_passwd ファイルを作成し、アドレスとパスワードを追記:
「プロバイダのメールアドレス」:「アドレスパスワード」

Postfix設定ファイルを修正

/etc/postfix/main.cf の末尾あたりに下記追記:

ハッシュ化して権限設定

Postfix再起動

テスト送信

確認

/var/log/maillog を確認して、status=sent になれば成功

正常にもどった

いまさらですが、Aiはすごいですね
ちょっと前までは、プロンプトが重要とか言われていましたが、最近ではあまり感じません
普通に個人の言葉で、質問すれば、かなり理解してくれます
もしかすると、サポート会社などへ、電話質問するよりも簡単かもしれません
理解力と分析力は、はるかに人間を超えているように思います

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