RockyLinux9.3で自宅サーバーを再構築V08・postfix で送信専用メールサーバー構築

Linux (CentOS、RockyLinux)

現状までで、いくつかのサービスが起動していますが、そのサーバー側からエラーなどメッセージが送信される事があります。
また、運営している「じじぃの引出し」には、「お問い合わせフォーム」を設置していますから少なくても、メール送信機能は必要です。
設定によっては、一般的な送受信可能なメールサーバーを構築する事も可能ですが、とりあえずは、送信のみ可能な、メールサーバーを構築します。

送信専用、メールサーバー構築

Postfixのインストール

メールを配送するプログラムとしては、「Postfix」利用します。
まず、インストール状況を確認し、インストールされていない場合には、インストールします。

設定ファイルを環境にあわせ編集

postfix は /etc/postfix/main.cf のファイルで設定しますので、まずは既存のファイルはバックアップし、メールサーバのドメイン名を自分の環境に合わせます
確認後、再起動と自動起動設定

メール送信の確認

配送確認を「mail」コマンドでやってみましたが、コマンドが見つからないと叱られてしまいました。

「s-nail」をインストールして、再度、「mail」コマンドで送信テストしてみます。

以前は、本文入力終了は、「.」文字で終了し送信でしたが、
「s-nail」は、「Ctrl」+「d」のようです。
Windowsマシンで、Eメール確認すると、無事に届いていました。

メール転送

サーバーからなにかのタイミングで、root宛にメールを送ってくる場合があります。
そのメールは、rootでログインする事で読む事はできますが、定期的な確認は無理があります。
やはり、サーバ管理上、リアルタイムに確認するために、root宛メールは管理者アドレスへ転送させる必要があります。
メール転送状況は、「/etc/aliases」に書かれています

ほとんどのデーモンが、root宛に転送しているのが分かります。
このファイルの最後の行に、root宛のメールを転送させたい転送先メールアドレスを記入すると、root宛メールをそのアドレスへ転送する事ができます。
ただし、このファイル「/etc/aliases」の「>> NOTE >>」にコメントがあるように
「newaliases」コマンドを実行する必要があります。

これで、root宛メールは、「hogehogeユーザー」と「hoge@hogehoge.com」に転送されます。
たとえは、前回作成した、WordPressのバックアップの自動実行コマンド「crontab」の
設定ファイルに「MAILTO=root」を追加すると

自動起動時に、rootへメールされ、今回の設定で「hoge@hogehoge.com」へ転送されます。
このメールで、バックアップの実行を確認できます。

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