RockyLinux9.3で自宅サーバーを再構築V06・WordPress インストール

Linux (CentOS、RockyLinux)

前回までで、新サーバーへLANP環境が出来上がりました。
ここから、WordPress環境を構築し、現サーバーから引越ししたいと思います。

WordPress インストール

現サーバーのインストールは、このサイトでも紹介しています。

WordPress 準備

・ホームディレクトリの「Downloads」へ移動
・最新のWordPressパッケージをダウンロード
・ダウンロードされた、パッケージを展開

WordPressパッケージの移動

・wordpressディレクトリをApacheのドキュメントルートへ移動
・wordpressディレクトリを、現状に合わせて、blogに変更

MariaDBの設定

データベース作成

mariaDBにwordpress用のデータベースを作成前に、設定情報をメモしておきます。
・データベース名:WpDb
・ユーザー名:WpAdmin
・パスワード:WpPasswd
・データベースホスト:localhost

mariaDBに接続し、「CREATE DATABASE」でデータベース作成
「SHOW DATABASES」で確認できます。

データベース管理者の作成

WordPress の設定

Webブラウザから、WordPress本体のWebアドレスへアクセスすると、初期設定画面が表示されるはずです。

 https://www.hogehoge.com/blog/

MySQL拡張機能エラー

筆者の今までの設定環境では、初期画面のはずが
「お使いのサーバーのPHPではWordPressに必要なMySQL拡張を利用できないようです。」
のエラーがでました。

何かが足りないのか?
とりあず、「php」と「mysql」でパッケージを検索してみます。

「php-mysqlnd」が見つかりました。
インストール状態を調べてみます。

なにも出てきません。インストールされていないようです。
とりあえず、インストールして再起動してみます。

初期設定

どうにか、初期設定画面がでてきました!!

「さあ、始めましょう!」で次へ進み、
mariaDBに作成したデータベース情報を設定していきます。

設定が終了したら、「送信」

「インストール実行」で「ようこそ」画面が表示されます。

ブログのタイトルや、管理者ユーザー情報を入力
ここでの、ユーザー名・パスワードは、ワードプレス管理画面へログインする時の情報です
mariaDBに作成したデータベース情報とは違います。
設定したら、「WordPressをインストール」をクリック

「成功しました!が表示されれば、成功です。
「ログイン」リンクで、ログイン画面が表示されます

ユーザー名とパスワードを入力すると、管理ページが表示されます。

管理ページが出ない場合は、下記からアクセスできます。

 https://www.hogehoge.com/blog/wp-admin/

こちらの「設定」から、タイトルやパスワードなどの変更だけでなく、さらに詳細な設定ができます。

画面左上「ホームアイコン」⇒「サイト表示」でトップページが表示されます。

wp-config.phpのアクセス権限

上で設定した、「データベースのユーザー名」や「データベースのパスワード」の情報は、
設定後にWordPress本体のディレクトリの「wp-config.php」ファイルに書かれています。
このファイルの情報は非常に重要なため、アクセス権を厳しく設定しておきます。
また、バックアップを取りたいと思い、コピー先ファイルの拡張子「.php」を
「.bak」など他の拡張子にするのも危険です。
まず、WordPress本体のディレクトリに移動し、「chmod 600」でアクセス権を厳しくします

ローカルからドメイン名でのアクセス

hostsファイル

「https://」のアドレスをWebブラウザで確認する場合、IPアドレスでなくドメインでアクセスする必要があります。
ドメインの場合、IPアドレスとの紐づけが必要で、一般的にはDNSに解決してもらいますが
Webサーバーと同じローカル内のPCから確認したい場合には、うまく接続できない事があります。
そんな時には、クライアントの「hosts」ファイルに対応リストを書いておくことで、DNSに頼らず、ローカル内からも接続できるようになります。
「hosts」ファイルはクライアントが、Windowsの場合には、
「C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts」。
linuxの場合には、「/etc/hosts」ファイルになります。

WordPress のサイトヘルスエラー

WordPress をインストールして、ローカルのWindwsPCから、確認をしてみました。
「hosts」設定により、普通にアクセスでき、ページは正常に表示されましたが、
管理画面のサイトヘルスが致命的エラーを吐き出しました。

ネット情報を参考に、いろいろやってみましたが、解決しません。
エラー内容から、「curl」のエラーなのが、わかりました。
このコマンドを、立ち上げ中の「RocyLinux9」のターミナルで実行すると、エラーがでます

ドメイン名でのアクセスは、クライアントだけかと思っていましたが、
サーバー側でも利用してるみたいです。
こちらも、名前解決できていないのが、原因のようですね。
筆者はWindowsPCの「hosts」しか編集していませんでしたが、
サーバーの「/etc/hosts」も編集したところ、このエラーを解決する事ができました。

サイトヘルスも、「おすすめ改善」はありますが、「致命的な問題」は消えました。

これで、新しいブログを公開する準備は整いました。
今回のテーマは再構築なので、次回は、旧サーバーから既存のデータのバックアップを行い
この新しい環境で表示できるようにしたいと思います。

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