Fusion360とRootProCADで年賀状の宛名印刷をやってみた。

Fusion360とRootProCADで年賀状の宛名印刷をやってみた。

いつも年賀状の通信面は、利用フリーのサイトからはがき画像をゲットして
「LibreOffice」の描画ソフトで印刷してます。
オープンソースですが、描画ソフト以外にも、文章や表計算、プレゼン資料も作成できます。
MS-Officeは高価なので、自宅でのちょっとしたOffice作業なら十分です。

宛名書きは、今までは奥さんが書いてくれていましたが、今回は印刷してみる事にしました。
年賀状ソフトを使えば簡単なのでしょうが、ほとんどフリーで固めてる私は、今回もフリー版でやってみます。

RootProCAD のインストール

年賀状画像の取り込みと、文字を配置する目印枠はFusion360で行いますが、
文字入力や印刷は、2D・CADの「RootProCAD」を利用しようと思います。
RootProCAD はこちら「https://www.rootprocad.com/ 」からダウンロードできます。
フリー版でもかなりの図面を描けますが、「画像読み込み」や「DXFへの書きだし」ができません。

はがきの表面をスキャン

郵便番号や住所、名前を正確に印刷するには、やはりハガキのレイアウトが必要です。
最初は定規で測ってCADで描こうと思っていましたが、Fusion360のキャンパス機能を使ってみようと思います。
まずは、ハガキをスキャンして、画像データにします。
もしかすると、郵便局のサイトに置いてあるような気もしますが、プリンタのスキャナを使用します

ハガキ画像をFusion360に取り込む

実は、RootProCADも有料のPRO版なら画像も取り込めそうですが、フリー版では制限されています。
まずは、Fusion360に取り込み、目印枠線をCAD化してDXFへ変換し、RootProCADに取り込みたいと思います。
画像の取り込みはFusion360では、「キャンパス」機能を使用します。

Fusion360を立ち上げたら、「キャンパス」から「マイコンピュータから挿入」で読み込みたい画像を選択します

ここで、倍率も変更できますが、次にきっちりハガキサイズに調整するので、ここではそのままで大丈夫です
ただし、傾いたりしている場合には、ここで直しておいてください。

次に、サイズを調整します。

サイズ調整は、ブラウザの「キャンパス」内の挿入した画像の右ボタンで現れる
リストボックスの「位置合わせ」で行います。
「位置合わせ」起動後、出てくる「+」のアイコンで、ハガキ幅を選択後、寸法を設定します。

ハガキサイズは、100mm×148mmなので、幅を「100mm」に設定しました。
基準を選択する場合、十分拡大したほうが、正確に設定できます。

郵便番号欄など目印枠をスケッチ

住所など文字入力と印刷は、RootProCADで行います。
Fusion360にも「図面」機能がありますが、慣れの問題もありますが、思ったように文字を描いたり、印刷したりするには、やはり図面作成専用のCADのほうが簡単です。
最初に、郵便番号などの位置を示す図形をFusion360の「スケッチ」で描いて、その後「DXF」に変換し、RootProCADでインポートしようと思います。

まずは、Fusin360の「スケッチ」モードの「長方形」コマンドでハガキの外枠を描いてみましょう

長方形寸法を、100×148に設定し、長方形頂点をハガキの頂点に合わせます。
さきほど、画像サイズを調整したので、長方形と画像はほぼ合っていると思います。

次に、郵便番号枠を描きましょう。拡大表示したほうが作業が楽です。
外周枠、同様に「長方形」コマンドで、番号枠を描きます。
私は 6.2×8.6で描きました。

この長方形を、「作成」⇒「矩形状パターン」で連続コピーすると、簡単に同じ枠を描くことができます。
さらに、下側の抽選番号欄など、住所などの文字に干渉させたくない箇所にも長方形を描いておきます。
書き終わったら、「スケッチ」を終了します。

DXFデータに変換

枠を書き終わったら、「DXF」に変換します

ブラウザの使用したスケッチを右ボタンで出てくる、「DXF形式で保存」コマンドで変換できます。

RootProCAD へ取り込み

RootProCAD を立ち上げ、「ファイル」⇒「読み込み」⇒「DXF/DWGファイルの読み込み」で
DXFをインポートします。

読み込むと「部分図」モードになっているのが、下側のタブで確認できます。

用紙サイズをハガキサイズにする

下側のタブで「用紙1」に切り替えると、用紙のサイズがデフォルトでは「A4」になっています。
「サイズ指定」でハガキサイズ100×148に変更します。

左側の「部分図ツリー」を「部分図タブ」に切り替えると、プロパティで用紙サイズを設定できます。
「用紙種類」を「サイズを指定」にすると、設定できます。
ここで。「用紙向き」⇒「縦」、「用紙横サイズ」⇒「100」、「用紙縦サイズ」⇒「148」
「印刷」⇒「しない」、「印刷スケール」⇒「1」に設定します。
この枠線はあくまで、目安なので、「印刷はしない」にします。

枠線を用紙内に合わせる

用紙サイズの設定が終了すると、取り込んだ枠線が用紙内からはみ出ていると思います。
「移動コマンド」で、枠線を用紙サイズを合わせます

図形の移動は、「編集」⇒「移動」⇒「移動」や、「移動アイコン」で起動します。
コマンドを起動したら、移動したい枠線要素をマウスで囲って選択し、
外枠の頂点を用紙の頂点へ移動します。

郵便番号入力

用紙と枠線を一致させると、郵便番号枠内へ番号を入れます。

文字の入力は、「文章」コマンドで行います。
「文章」コマンドが起動すると、文字を入力するダイアログが表示されます。
ここで、文字フォントや文字サイズ、入力文字を入力します。
今回は、郵便番号なので、番号を入力します。
番号は、1文字づつでもいいですし、うまくスペースなどで、枠内へ入れる事ができれば
連続で入力したほうが楽ですね。
私の環境では、文字サイズを「8」にして、文字間に「半角スペース」でうまく調整できました。
文字の配置は、用紙上に描かれた文字列をクリックする事で、文字列の枠や配置位置をマウス操作で調整できます。
マウスでうまく枠内に文字列が納まるように、入力された文字列をもっていきます。

住所入力

住所も同様に「文章」コマンドを使います。
ただし、縦書きにしたい場合には、文章コマンドの入力枠を縦長に調整し
配置位置へはマウスで移動させます。

番地を数字にすると、うまく調整できませんでした。漢数字がよさそうです。
一度確定後、再編集には、編集したい文字列をクリックする事で、編集モードへ戻れます。

名前

名前も同様に「文章」コマンドを使います。
フォントの種類やサイズを調整します。

レイヤ変更

住所や名前は当然印刷しますが、文字位置の目印になる長方形枠は印刷したくありません。
このように各要素に複数の用途がある場合、同じ用途の要素をグループとして
各レイヤーにまとめておきます。
レイヤーは、作図や文字入力前に決めてもいいですし、今回のように後での変更も可能です。

レイヤーは、レイヤーリストから「レイヤの追加」で追加できます。
デフォルトでは「新しいレイヤ1」になりますが、分かりやすい名前に変更する事もできます。
レイヤを追加したら、同じ用途の要素をレイヤごとにまとめます。
今回は、郵便番号、住所、名前を、「宛先」レイヤに変更します。

レイヤ変更したい要素を「Shift」キーを押しながら、選択します。
選択要素が確認できたら、プロパティのレイヤ項目で、希望のレイヤに変更します。
変更後は「レイヤツリー」で確認しておきましょう。

レイヤツリーで対象のレイヤを選択すると、プロパティに設定が表示されます。
今回は、「枠」は「印刷しない」。「宛先」は「印刷する」の設定を確認しておきます。

印刷設定

さぁ、いよいよ印刷ですが、その前に「ファイル」⇒「印刷設定」で印刷状態を設定します。

ポイントは、「用紙サイズ」が「はがき」、「印刷の向き」が「縦」になっていることを確認します。
最後に「印刷プレビュー」で確認できます。

印刷

最初の印刷で、郵便番号がちょっとヅレてしまいました。
ちょっと調整して完成しました。
試し印刷は必要ですね。
今回は年賀状に宛名の印刷をしてみましたが、スキャンデータを実際の寸法に合わせる事ができれば
他の印刷へも対応できそうです。

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