Heidenhain iTNC530
■ Mコード2012.4.22

NCデータ概要の
https://www.kazuban.com/bbs/heidenhain/heidenhain.cgi?mode=main&no=2

10 M127 ; SHORTER PATH TRAVERSE OF ROTARY AXES OFF
11 M129 ; TCPM OFF

とりあえずのリセット作業です。
この後有効が必要な場所では有効にするコードが出現します
このコードの意味は、
 M127 ; 回転テーブルの近回り指示をOFF
 M129 ; 先端点制御機能のOFF
です。
実際Mコードなので、どこまで互換性があるのかは?ですが
このコードはかなり重要な機能なので、互換性は高いと思います
ちなみに、国内では「先端点制御」と呼ぶのが一般的なようですが
ハイデンハインでは、TCPM(Tool Center Point Management)と呼んでいるようなので
「工具中心制御」となるのでしょうか?!
実際TCPMを使う加工で、CAMでデータを作成する場合には、
工具中心軌跡でパスを出力するのが一般的なようです。

ハイデンのMコードで、ON、OFFを伴う場合は基本的には
偶数番号と奇数番号の連番で、ON、OFF に設定されています
したがって、
M127 を有効にするコードは、M126
M129 を有効にするコードは、M128
となります

また、M00~M09はファナックとほぼ同じ指令になります
M00 プログラムストップ
M01 オプショナルストップ
M02 プログラムエンド
M03 主軸正転
M04 主軸逆転
M05 主軸停止
M06 手動交換
M07 エアブロウON
M08 クーラントON
M09 エアー、クーラントOFF

ただし、工具交換指令(M06)は若干違います
ハイデンハインでのM06は、手動でツールを交換するモードになります


CGI-design