■ スタートアップ2 | 2012.9.24 |
スタートアップのところでも書きましたが https://www.kazuban.com/bbs/heidenhain/heidenhain.cgi?mode=main&no=14 ハイパーのポストは旋回・傾斜軸を使用する際、一旦、安全位置へ退避し 旋回・傾斜を完了した後に加工のイニシャル点へ移動するようになっています 13 LBL 1 14 CYCL DEF 7.0 DATUM SHIFT 15 CYCL DEF 7.1 X0 16 CYCL DEF 7.2 Y0 17 CYCL DEF 7.3 Z0 18 PLANE RESET STAY 19 LBL 0 20 L Z550 R0 F MAX M91 21 L X0.0 Y0.0 R0 F MAX M91 22 ; 23 L A0 R0 F MAX 24 L Y800 R0 F MAX M91 25 TOOL CALL 22 Z S2590 DL-8 26 CYCL DEF 247 DATUM SETTING ~ Q339=+10 ;DATUM NUMBER 27 ; 28 FN 0:Q2=1550 ; FEEDRATE XY 29 FN 0:Q3=1000 ; FEEDRATE Z 30 FN 0:Q4=500 ; REDUCED FEEDRATE 31 L Z550 R0 F MAX M91 32 L X0.0 Y0.0 R0 F MAX M91 33 L M126 ; SHORTER PATH TRAVERSE OF ROTARY AXES ON 34 L A-43 C0 R0 F MAX M13 35 CYCL DEF 7.0 DATUM SHIFT 36 CYCL DEF 7.1 X10.107 37 CYCL DEF 7.2 Y130.11 38 CYCL DEF 7.3 Z22.735 39 PLANE SPATIAL SPA-43 SPB0 SPC0 STAY SEQ- TABLE ROT 40 L X+0 Y+0 R0 F MAX 41 L Z+0 R0 F MAX 42 CALL LBL 1 43 M128 ; TCPM ON 44 L X10.107 Y130.11 Z22.735 R0 F MAX 34~は、データムシフトを使い、加工イニシャル点へデータムを移動し その後、プレーンサイクルで旋回・傾斜軸も加工状態と同じにします ただし、ここでのプレーンサイクルの前には 34 L A-43 C0 R0 F MAX M13 ですでに、旋回・傾斜させているので、動きはありません さらに次の 40 L X+0 Y+0 R0 F MAX 41 L Z+0 R0 F MAX この指令で、現在のデータムシフトの原点、つまり加工イニシャル点へ移動します その後、 42 CALL LBL 1 で、データムを正規の原点へ戻していますので、現時点での位置は 正規原点から見た加工イニシャル点の位置になっています したがって、その後の 44 L X10.107 Y130.11 Z22.735 R0 F MAX この指令が加工イニシャル点への移動指令ですが、すでにその場所に来ているので 全く移動はしません また、同様にその前に 43 M128 ; TCPM ON この指令で先端点制御をONにこの時点でも、動きはありません 最近の、FANUCは知りませんが、以前はこのように、傾斜移動動作をした後に 先端点制御をかけられなかったようです したがって、先端点制御をONにした後に、傾斜作業が入るので その時点で、傾斜と共に、A軸機であれば、Y軸も一緒に動く事になります その時に、位置によっては、Y軸のリミットまで行ってしまう事が 多かったと聞いた事があります いずれにしても、先端点制御など、コントロール任せの動作は なるべく少ない動きをさせたいものです |