Heidenhain iTNC530
■ スタットアップ2012.7.26

NCデータ概要の
https://www.kazuban.com/bbs/heidenhain/heidenhain.cgi?mode=main&no=2

31 L Z550 R0 F MAX M91
32 L X0.0 Y0.0 R0 F MAX M91
33 L M126 ; SHORTER PATH TRAVERSE OF ROTARY AXES ON
34 L A-43 C0 R0 F MAX M13
35 CYCL DEF 7.0 DATUM SHIFT
36 CYCL DEF 7.1 X10.107
37 CYCL DEF 7.2 Y130.11
38 CYCL DEF 7.3 Z22.735
39 PLANE SPATIAL SPA-43 SPB0 SPC0 STAY SEQ- TABLE ROT

これもポストプロセッサの仕様ですが、ます加工スタート位置へ移動します
その後、傾斜平面指令や先端点制御など、5軸特有の軸変換指令が行われます

31 L Z550 R0 F MAX M91
32 L X0.0 Y0.0 R0 F MAX M91
これは、工具を安全位置へ移動しています。
こちらでもでも説明したように、【M91】なので、機械座標系からの絶対位置の指令です
http://www.kazuban.com/bbs/heidenhain/heidenhain.cgi?mode=main&no=9

33 L M126 ; SHORTER PATH TRAVERSE OF ROTARY AXES ON
これは、「回転テーブルの近回り指示」

34 L A-43 C0 R0 F MAX M13
これは、傾斜軸を「A-43 C0」へ早送り(FMAX)で移動
その後、回転させ冷却水を出します
【M13】は、【M03】+【M08】 が合わさった指令です

35 CYCL DEF 7.0 DATUM SHIFT
36 CYCL DEF 7.1 X10.107
37 CYCL DEF 7.2 Y130.11
38 CYCL DEF 7.3 Z22.735
この指令は下記で説明した、データムシフト(座標系移動)ですね
この後に、傾斜加工平面指令(プレーンサイクル)【PLANE】がありますが
この加工平面を定義する際の回転の中心になる座標になります
http://www.kazuban.com/bbs/heidenhain/heidenhain.cgi?mode=main&no=8

39 PLANE SPATIAL SPA-43 SPB0 SPC0 STAY SEQ- TABLE ROT
これにより、データムシフトされた座標系を中心にして、A-43°傾斜した平面を
加工平面として定義しています
この指令を後は、普通の2軸3軸のNCデータとして指令可能です
したがって、プレーンサイクルをマニュアルで追加すれは、
NCデータは今までの3軸CAMで吐き出したデータを使用可能となります



CGI-design