Heidenhain iTNC530
■ PLANE SPATIAL2012.7.26

NCデータ概要の
http://www.kazuban.com/bbs/heidenhain/heidenhain.cgi?mode=main&no=2

39 PLANE SPATIAL SPA-43 SPB0 SPC0 STAY SEQ- TABLE ROT

傾斜している平面を加工平面として定義するプレーンサイクルの機能の一つです
A軸、B軸、C軸の3つの軸角度で指定します
回転の中心は現在の座標系になります
もともとの座標系の原点と違う点を回転中にしたい場合には、事前にデータムシフトしておきます
35 CYCL DEF 7.0 DATUM SHIFT
36 CYCL DEF 7.1 X10.107
37 CYCL DEF 7.2 Y130.11
38 CYCL DEF 7.3 Z22.735
39 PLANE SPATIAL SPA-43 SPB0 SPC0 STAY SEQ- TABLE ROT

・「SPA」 「SPB」 「SPC」にそれぞれ、A軸、B軸、C軸の傾斜角度を入力します
たとえ1軸しか傾斜させない場合や、機械にない軸でも、0°を指定する必要があります

・「MOVE」「TURN」「STAY」で設定後の機械の動作を制限します
プレーンサイクルは、設定された平面が加工平面になるように、座標系を変換します
その時に、傾斜軸とスピンドル軸の動きを制御するパラメータです
「MOVE」は、現在の位置を加工平面においても同じになるように、主軸を移動します
例えば、現在、X0Y0Z50 の位置にある場合、
PLANE SPATIAL SPA-43 SPB0 SPC0 の指令では、現在の座標系原点を中心として、A軸が43°倒れた時の平面を加工平面としてX0Y0Z50となるように自動的に座標変換します
その時に、
・「MOVE」指定では、座標変換する際、常に主軸が現在の座標X0Y0Z50 を守るように傾斜軸と連動して主軸も移動します
・「TURN」指定では、傾斜軸は、傾斜回転しますが、主軸は現在位置をキープします
・「STAY」指令では、傾斜軸も主軸も移動しませんが、座標系だけは変換されます

「MOVE」は常に相対位置をキープしながら傾斜・回転するので主軸との干渉の点では比較的安心ですが
例えばA軸を傾斜される場合、主軸はYZ軸方向へ移動するので
現在位置によっては、Y軸のリミットをオーバーする事があります
そんなときに、「TURN」や「STAY」で対応できます
以前のFANUCマシンでは、よくY軸リミットまで行っていまうと聞いた事がありますが
FANUCには、この機能はないのでしょうか?

「SEQ±」は傾斜軸を倒す方向を指示します。この符号により、傾斜軸と回転軸の位置が特定されます
プレーンサイクルは、その軸が存在しない機械構成でもその軸を指定できます
例えば、A,C軸構成の機械にでも、PLANE SPATIAL SPA0 SPB+45 SPC0 の指令が可能です
その場合、「SEQ±」の符号により、B軸が傾斜した場合と同等になるように
A軸とC軸の角度を計算し、位置決めします
例えば、PLANE SPATIAL SPA0 SPB+45 SPC0 の指令で
「SEQ+」の場合、A+45,C+90
「SEQ-」の場合、A-45,C-90
となります

「TABLE ROT」、「COORD ROT」は、回転軸を指示した場合、実際に回転させるか、座標系のみの変更かになります





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